
健康や環境に優しい『蜜蝋ラップ』の作り方
日常の中で当たり前に存在しているプラスチック。
近年プラスチックごみ問題をよく目にしますが、健康や環境にどう影響が出ているのかなかなか気付きにくいものですね。
多様なプラスチック製品が出回っていますが、そのうちのひとつに食品用ラップがあります。
家庭で使う食品用ラップにはポリ塩化ビニリデンなどが使われており、これで包んだ食品を加熱すると、化学物質が溶出すると言われています。
その他にも製造過程で使われる添加物が、さまざまな健康被害を及ぼす可能性が危惧されているそうです。
今回はそんな食品用ラップに取って代わる、サスティナブルな「蜜蝋ラップ」について、ご紹介します。
蜜蝋ラップのメリット
蜜蝋ラップとは、ミツバチの巣を構成する蝋を精製した「蜜蝋」と、植物性オイルや天然樹脂などで布をコーティングしたもの。
プラスチック製品による健康や環境への影響に配慮した、食品用ラップの代用品として注目を集めています。
この蜜蝋ラップ、水で洗って何度も繰り返し使用することができるため経済的である上に、コーティングに使われる蜜蝋やホホバオイルには抗菌作用と天然の保存性があるため、食品の持ちが良いとされています。
加えて、なんといってもおしゃれ。
食材やお菓子のお裾分けなどに、プラスチックのラップで巻いて渡すより、可愛い布の蜜蝋ラップで巻いて差し上げることができたらとってもステキじゃないですか?
蜜蝋ラップのデメリット
蜜蝋ラップは自然素材で作られているがゆえに、できないことや注意しなければいけないことがあります。
- 「蜜蝋ラップの融点は約65℃」
…オーブンレンジ、直火での使用はNG。
※冷凍庫での使用もNG。 - 「酸の強い食品、生肉や生魚には不適切」
…酸の強いレモンなどは直に包めません。また、生肉や生魚に関しては避けた方が衛生上安全です。食品に触れないよう、器に入れてから蜜蝋ラップをかぶせるのがおすすめです。 - 「蜂蜜アレルギーの方、1歳未満の乳児には使用しない」
…蜜蝋を使用しているため、蜂蜜にアレルギー反応を起こす方には使用しないのが安全です。
蜜蝋ラップを使用する際は、上記に注意して使用してください。
また、蜜蝋独特のにおいが気になることも。
使っていくうちににおいが落ち着いたり慣れたりしますが、デメリットの一つともいえます。
蜜蝋ラップの作り方
【 材料 】
・綿100%の布 …お好きなサイズ
・蜜蝋ビーズワックス …布の3倍の重量
・ホホバオイル …布の1/3の重量
※天然オイル(オリーブオイルやココナッツオイルなど)であればOK
・クッキングシート …布の2倍以上のサイズ
・アイロン
・キッチンスケール
・段ボール
【 作り方 】
①布の重量をキッチンスケールで測り、蜜蝋ビーズワックス、ホホバオイルを既定量分準備しておく。
②段ボール・クッキングシート・布の順番で置き、布の上に蜜蝋ビーズワックスとホホバオイルを満遍なく全体に散らす。
※このとき、クッキングシートは折り曲げて布が覆いかぶせる位置に置く。
③クッキングシートを折り曲げる。
※布からクッキングシートまで3cm程余裕を持たせてかぶせる。
④中温に温めたアイロンで、布の全体に蜜蝋が溶けて行き渡るよう、クッキングシートの上からアイロンをかける。
⑤蜜蝋が布全体に染み込むまでしっかりとアイロンをかけたら、クッキングシートから取り出し乾かして完成。
お手入れについて
基本的に水洗いして干して乾かすと繰り返し使用できます。
使っていくうちに汚れが気になれば、食器用洗剤でサッと水洗いしてください。
お気に入りの布で、色んな使い方で楽しんでくださいね。